【文系の大学院進学】中高教師を目指す人の大学院進学と生活、進路の実態!

生き方や育て方

こんにちは!今回は文系で教員志望だった私が大学院に進学した理由と、大学院生活、卒業後の進路についてお伝えします!

目次

大学院進学した経緯

大学院での生活

卒業後の進路

大学院進学した経緯

大学院進学について話すために、私自身について少し紹介します!

私は中学生の頃から「教員っていいな」と思い始め、得意教科である国語の教員免許を取るために、文学部のいわゆる国文学科に入学しました!その中でも専攻は外国人に日本語を教える日本語教育学でした!1年時から教職課程を履修して、順調に教員を目指している学生でした。

しかし、大学3年時に迷いが生じました。教員の働き方の問題からやっていけるのか不安になってしまったのです。民間への就職も考えて就職活動をしましたが、大学4年時には教育実習もあり、なかなかうまくいきませんでした。

その夏にバイトしていた塾で夏期講習のコマを持ったときに、「自分はやっぱり教育の道があっているんだ」と思い、教員になろうと考えました。しかし、すでに教員採用試験も私学適性検査も終わっており、新卒一年目は非常勤講師をすることになるのでは、という覚悟でした。

そんなとき、4年生の11月ごろに指導教官と相談し、大学院進学を考えました。というのも、専修免許状の取得と私の専攻の日本語教育学を考えたときに、大学院というのは資格の面でも有利になるので、非常勤講師になるくらいなら大学院に行ったほうが経験として有意義なのではないかと思いました。これは人にもよるとは思うんですが、私自身は大学1年から塾で4年間アルバイトし、授業するという経験自体は(学校とは違うものの)ある程度ある状態だったので、大学院という道に強く惹かれました。

そこで、2月の入試に向けて勉強を開始し、無事に合格。はれて修士課程の学生となりました。

大学院での生活

大学院でも専攻は日本語教育学です!日本語教育の大学院あるあるですが、同じ学年は10人くらいいて、日本人は私だけでした。卒業までの必要単位数は30単位くらいなので、1年目に24単位(=週に6くらいの授業)を取り、2年目は修士論文に集中できるようにしました!2年目は14単位ほど取って38単位ほど取って卒業しました!授業は演習、発表が多く、大学で持っている日本語教室で講師として授業をしたり、授業研究も行っていたので、それなりに忙しくしていました。

アルバイトもしていました!学部まで続けていた塾講師をやめ、回転寿司で働きました!お寿司が好き、飲食をやってみたい、日本文化として引き出しになればと考えてのことです!あわせて大学のTAもしました!月収は10万くらいだったかと!朝の時間を無駄にしたくないので、バイトは朝にして、昼から大学に行って研究や授業をしていました!

院の2年目にコロナウイルスが流行り始め、授業はすべてオンラインになってしまいました。その影響から日本語教師のオンラインサロンで全国の日本語教師たちと勉強会をしていました!世界が狭くなりがちな院生にとってとても有意義な時間でした!こういった経験を通して、教員になるという気持ちもありつつ、私は日本語教育を通じて海外というものにとても惹かれ、海外で働きたいと思うようになっていました。

そのころから、「日本語教師は学校教諭に比べると儲からない仕事なので、卒業後すぐの若いうちは海外で日本語教師をして、そのあと安定した学校教諭に30歳くらいでなったらいいのでは」と考え始めます。無事に修士論文を書き上げて、2月頃に職探しをしていたところ、タイの日本人学校で国語教諭の採用枠がありました。そこで迷わずそこに応募しました。

大学院卒業後の進路

卒業後すぐにタイの日本人学校で1年、国語教諭として勤務しました。その後、タイの大学にて日本語教師の職を1年し、その後もタイで自動車部品メーカーの営業や、日本に帰ってきて国際系のスタートアップで働きました。お陰で英語、タイ語が喋れるようになり、TOEICは1年ほど前に受けた段階で800点でした。

タイ移住でTOEIC800点

いま、私は高校での職を見つけることができますし、実際にいくつかの学校から声をかけていただくこともあります。(いまはほかにやりたいことがあるので、それは考えていませんが。)それは大学院修士の学位を持っていることも大きく影響しています。しかしそれだけではなく、実際に学校で働いた経験、海外で働いた経験、英語、タイ語の語学力といった経験値を評価して頂ける機会がありがたいことにあります。

結論として私がわかったことは、「資格と経験、どちらもあるに越したことはない」ということです。大学院進学はとても有意義だったと思います。でも、大学院進学を専修免許状を取るための時間だとか、ひたすら座学を学ぶための時間だけに使うのはもったいないです。休学して海外に行ってもいいですし、学びながら日本で児童生徒支援のフリースクールで働いたり、積める経験は無限にあります。

結局大学院進学、するもしないも、「やりたいと思う気持ちに嘘をつかないこと」です。進学してみたいと思うならするべきです!逆に、自分は行きたくないのに周りから進められていくのは良くないです!自分なりの正解をみつけられることを祈っています!

大学院進学はこちらの大学院進学ガイドなど、情報収集をしっかりとしましょう!では!

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