【不登校の原因】不登校時の支援を不登校経験者の教員がお伝えします【安心感を与える】

児童生徒支援

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こんにちは!今回は子どもが不登校になった場合の対応をお伝えします!

この記事でわかること

不登校についての基礎知識

不登校支援の心構え

不登校になったときの具体的な対応策

不登校時に利用できるサービス

最初に

まず最初にお伝えしておきたいのは、不登校は悪いことでもなければ失敗でもないということです。

実は私も不登校だった時期があります。私が不登校だった時期は長くはなかったですが、当時は今よりもりかいがなかったので、色々と心配をされました。

しかし、最終的には大学、大学院まで行き、海外で働き、現在は日本と海外の二拠点生活を実現させ、自分の人生に納得して生きることができています。

不登校=不幸ではありません。まずはご安心ください。

不登校とは

不登校支援の具体的な方策をお伝えする前に不登校について知りましょう。

不登校となったきっかけについて、文科省の令和2年度不登校児童生徒の実態調査では「先生のこと」「身体の不調」「生活リズムの乱れ」「友達のこと」「勉強がわからない」などがあり、2割強は、「きっかけが何か自分でもよくわからない」となっています。

以下文科省の資料を引用しておきます。

このことから、不登校の原因は多岐にわたり、時には原因がわからないこともあるのです。また、原因が解決したからと行って、登校を再開できるとも限りません。不登校は本人にしかわからないことが多く、本人との対話が重要であるとわかりますね。

原因が無視できないパターン

・いじめが原因の場合
・家庭が不安定であることが原因
・精神的な疾患や発達障害などが原因

こういった問題が原因となっている場合は、それぞれ学校や専門機関を頼って、きちんとした処置を受けましょう。

小中学生の不登校の割合は3.2%、高校生は2.0%です。多くの不登校者がいます。その分不登校支援や知見も手厚く準備されています。では次の項目から早速方策を見ていきましょう。

具体的にどう支援するべきなのか

では、それを踏まえて具体的な方策です。

するべきこと

1.親の心を整理する

2.子どもと対話し、すべてを受け入れる

3.いろいろと道を模索する

4.学習支援は可能であれば継続する

1.親の心を整理する

まず、親の側が落ち着く必要があります。ついつい不登校の原因は?原因を取り除けばいいのではと考えがちですが、一歩立ち止まってみましょう。

学校に行くことは、幸せに生きるための手段でしかありません。逆に幸せに生きることが100%保証されているなら、学校にいかなくてもいいと思いませんか?しかも、幸せに生きるとはお金を使い切れないくらい稼ぐことだけではありませんよね。人の数だけ幸せの形があると行っても過言ではないと私は思います。まずは、保護者のあなたが子どもの考えを尊重して焦らずドッシリと構える姿勢を持ちましょう。

まずは生きていてくれることに感謝し、そして、将来的に自分の力で自立して生きてくれることを目標とするくらいの気持ちでいると良いと思います。生き方や、それ以上の望みは一旦横に置きましょう。

メモ 子どもの不安
不登校中の気持ちについて、文科省の同調査では「ほっとした・楽な気持ちだった」「自由な時間が増えてうれしかった」という回答がある一方で、「勉強の遅れに対する不安があった」「進路・進学に対する不安があった」「学校の同級生がどう思っているか不安だった」という子どもたちも多くいました。不登校の子どもも、不安を抱えているのです。まずは子どもを安心させてあげたいですね。

2.子どもと対話し、すべてを受け入れる

親の側の気持ちが整理できたら、子どもと対話してみましょう。注意することはすべてを受け入れるということです。

どうやったら学校に行けるかではなく、今どんな気持ちなのかをゆっくりと聞いて下さい。子どもは「なにもしたくない。」「1日中ゲームしたい」などと言うかもしれません。

その場合でも決して子どもを責めることなく、「そうなんだ」と受け止めてください。とにかく鍵は子どもに安心してもらうことです。いま、子どもはなにかの不安を抱えているから学校に行きたくないのです。最も身近である親が安心できる存在になるところが、不登校解決の一歩目です

3.いろいろと道を模索する

親と子が安心できる関係性が築けたら、いろいろな活動をやってみましょう。

なにがきっかけとなって不登校が解決するかはわかりません。しかし、なにかのきっかけが子どもに影響し、登校を再開できることもあります。

そのために、雑誌や本を買ってきてみたり、Youtubeやゲーム、映画やTVを一緒に見てみたりするのもよいでしょう。

また、外に出ることが可能なのであれば親以外の人と話す機会を持てると良いと思います。社会の中でコミュニティに所属することができれば、自身にもなりますし、「家以外の安心できる居場所」を見つけられれば、不安の解消につながるかもしれません。

外のコミュニティには遊びや趣味の教室や習い事でもよいですし、この後紹介するフリースクールや学習支援の教室などが該当するかと思います。

4.学習支援は継続する

当然子どもの様子に寄り添いつつ、可能な段階に入ったらではありますが、学習支援は継続したほうが良いと考えられます。

冒頭に紹介した文科省の調査では「最初のきっかけとは別の学校に行きづらくなる理由」が「ある」とした子どもたちは「勉強が分からない」という回答が最も多くなっていました。また、「学校に戻りやすいと思う対応」では、「個別に勉強を教えてもらえること」という回答が多く、学習支援の重要性がわかります。

いざ戻りたいと思ったときに、学校の勉強についていけないから戻れないという状況は避けたいですよね。

おすすめの不登校支援専門としているオンラインの塾やフリースクールを3つ紹介しておきます。子どもの様子に合わせてぜひ検討してみてください。

特徴
ティントル・オンラインの個別指導塾。教科学習を主とする。
・子どもと保護者の両方へ向けたサポートを行うので、保護者の方が行き詰まっている場合はおすすめ
・ スタッフは有資格の専門家。教育心理カウンセラー、不登校心理相談士
・ 会いたいと思う講師を生徒ひとり一人に合わせてマッチング。勉強のやる気やモチベーションup。
保護者の悩みもサポート!家庭ごとにサポートチームが付くので、家庭の不安に対するケアが可能。
・出席認定や評価認定に対応可能な場合あり

SOZOWスクール
・オンラインのフリースクール。居場所を作る。
「好きでつながる」というコンセプトのため、趣味や好きなものがある場合はおすすめ(ゲーム、Youtube、お絵描き、プログラミングなど)
自己肯定感とつながりを重要視するが、5教科も自由な進度で学ぶことができる。不登校支援、教育経験のあるスタッフが学習をサポート。
顔や声を出さずに友達を作れる。メタバース空間でのコミュニケーション。
・出席管理がないので、参加タイミングも頻度も子供のペースに合わせられる
小中学校の出席認定にも対応可能な場合あり
・保護者向けセミナー等も多数開催。保護者同士のつながりも増える

【スダチ】
・オンラインで保護者に子どもとの接し方を伝え、不登校を解決するサービス。子どもとスタッフは接触しない。
・不登校を3週間〜2ヶ月で解決

・累計600名以上が再登校。
・大学教授や精神科医といった専門家も推奨している
・経験豊富なサポーターによる毎日のサポート
・原因に関わらず解決可能(ゲーム依存、友人関係、発達障害など)

それぞれのサービスについてはこちらの記事をご覧ください!

まとめ

いかがでしょうか。不登校はいまや一般的なことになってきました。

家庭の中で安心していられる場所となること、いつでも学校に行くのも行かないのも自由に選択できるような土台を作ることが大切です。

また保護者の方も一人で悩まず、知識を持った専門の塾やフリースクールなどの利用も検討してみてください。

家族が納得した答えを見つけられるように祈っています。

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