【教育学と日本語教育】日本語教育における『教育』とは?日本語だけ教えればいいのか?

言葉や言語

こんにちは!今回は、外国人に日本語を教える、日本語教育における『教育』についてお伝えします!

目次

日本語教育における「教育」とは

日本語教育と学校教育の違い

日本語教師が考えるべき「教育」

まとめ 本の紹介 

効率的に英語を身につける方法を知りたい人へ!

英語をマスターするためには、効率的な学習方法が必要!

おすすめの英語学習サービスでプロの指導を受けると、短期間で英語力がUPします!

カッコよく英語を話して、自分の理想を実現しましょう!詳細はこちら!↓

日本語教育における「教育」とは

日本語教育は外国人に日本語を教えることを目的とした活動です!

日本語教師の皆さんは主に、「日本語を話したり書いたり、必要十分に使えるようにすること」「日本語能力試験(JLPT)に合格してもらうこと」を目的として授業をされている方が大半だと思います!

その日本語教育の養成講座や大学では、日本語教育の考え方や教え方を学びます。例えばオーディオリンガルとかコミュニカティブ・アプローチとか、て形や動詞の教え方など、ずっと受け継がれてきた内容があります。これは日本語教育において非常に重要です!

しかし、私はそれだけでいいんだろうかと思います!日本語教育に限らず『教育』という言葉を考えると、主には学校教育のことが思い浮かびます。そこでは、教科学習だけではなく、生徒を人として育てる教育全般の考え方も出てきます!

その中には、教育心理学や教育哲学など、日本語教育においても役に立つものがあるにも関わらず、極端に振れる機会が少ないのではないでしょうか?「日本語教育」と「学校教育」を全くの別物だと考えている日本語教師がいるとすれば、それはもったいないです!どちらも教育であり、共通する問題は数多くあるのです!

日本語教育と学校教育の違い

では、なぜ別物だと捉えられがちなのでしょうか?

それは、学習の要素の違いによります!

日本語教育学校教育
言葉通じない通じる
学習者大人子ども
求めているもの日本語能力と日本文化教科内容と人格成長
位置づけ本業・副業本業

根本的な違いとして、日本語教育では学校では教科教育にあたる「学習内容」の比重が非常に大きくなっています!

それは学習者が必ずしも若者ではないことや、言語によるコミュニケーションができるかどうかという点も影響しているでしょう!

また、学習者は場合によっては働きながら夜に勉強している場合も多く、そのモチベーションは学ぶ場所によってそれぞれです!

では、こういった違いを踏まえて、どういったところを取り入れればよいのでしょうか?

日本語教師が考えるべき「教育」

教育とは、2つのアクションによって成立していると思います。

それは、「教師が知る」「学習者が学ぶ」というアクションです!

このうち、「教師が知る」という部分に、日本語教師は強くこだわっているように思います。正しい文法知識を完璧に頭に叩き込んで、すべてを知っていることが日本語教師としての全てではないはずです!

「教師が知った」ことを「学習者が学ぶ」ことが教育の目的です!

どんなにものしりな先生でも、その知識を十分に伝えられなかったり、伝え方が下手だったり、学生のやる気を削いでしまうような先生は、先生としてよいのでしょうか?

逆に、(取り扱う課については知っているべきですが)文法知識が不十分でも「ごめん!次までに調べてくる!」とか、「〇〇さんはどう考えているの?」とか、「その言葉の違いは興味深いね!〇〇さんが調べて先生に教えてくれる?」などと、真摯に学習者の成長を促すようなコミュニケーションが取れる教師のほうが、学習者にとってはよいのではないでしょうか?

もちろん、知識もコミュニケーションも素晴らしい先生が一番です!ただ、あらためてコミュニケーションの大切さを考えていただきたいのです!異論は認めますが、皆様はどうお考えですか?

まとめ 本の紹介 

いかがでしょうか?今回の記事を書こうと思ったきっかけは、新人日本語教師が、意見を言う際の言葉選びに引っかかることが何度かあったからです!

正しい内容であっても、学ぼうという意欲を損なわないような言い方をすることは重要ではないのか!

私はもともと国語の教員を目指す中で日本語教育に出会った人間なので、学習者の「学び」に強い関心があります!「日本語」についての興味も大切ですが、これから単純な知識はインターネットを通じていくらでも手に入る用になります!

であるならば、学習者の学びをサポートする役割、コーチやファシリテーターとしての教師が重要担ってくると考えています!

おすすめの本を3冊紹介しますね!

1冊目は溝上慎一先生の、日本語教師のためのアクティブラーニング!これは非常に面白い本で、少し前に学校教育でテーマになっていたアクティブラーニングを、日本語教育で考えるという本です!一番オススメです!

2冊目は同じく溝上慎一先生の、アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換です!これは教育学の本ですが、「教える」ということがどう考えられているのかを知ることができる本です!

3冊目に、松下 佳代先生のディープアクティブラーニングです!これはかなり読むのに時間がかかるので、上の2冊をよんで、更にアクティブラーニングについて知りたいという場合は購入をおすすめします!

また、言語習得に関する記事として、第二言語習得論の記事もあります!

ぜひ読んでみてください!

また私のように海外で日本語教師として働くために、英語学習についてもご紹介です!

多くの日本人が感じているように、海外生活を実現させるのは、不安も多いです!

安心して海外へ飛び立つための要素は1つでも多いほうがいいですよね!一番手っ取り早いのは英語の学習です!

実際、多くの海外移住成功者が、カタコトでも英語を話せることで海外生活への切符が手に入りやすく、また生活がずっとしやすくなったと語っています!

英語学習には英会話教室や通信教材なども方法の一つですが、言語習得を大学院で学んだプロとして、正直効果のない、おすすめできないものもたくさんあります!

やはりおすすめなのは、高頻度で気軽にいつでも取り組めるAIを使った学びやオンライン個別指導です

その中でも中の人おすすめのこちら↓をチェックしてみてください!英語を話して理想のワクワクする生活を手に入れられます!

また、私が海外でのんびりしてたらTOEIC800点取れた話など、

言語や海外について他にも記事があります!

ぜひ見てみてください!

では!

コメント