【言語学習のコツ】第二言語習得論を活かした勉強法を大学講師が解説!

英語学習

こんにちは!今回は、私が専門としている第二言語習得論(Second Language Acquisition)を活かした言語習得方法をお伝えします!

この記事でわかること

どうやったら言語が習得できるのか

言語習得のコツが詰まった「第二言語習得論」について

言語習得におすすめの方法

目次

言語習得のコツが詰まった第二言語習得論とは

第二言語習得論を活かした言語習得のコツ

 ・ワーキングメモリの概念

 ・チャンキング

 ・インプット仮説と発達の最近接領域(ZPD)

 ・インプットとアウトプット

まとめ おすすめの英語学習方法

言語習得のコツが詰まった第二言語習得論とは

第二言語習得論とは、母語以外の言語習得について研究する分野です!これを読んでいる人は基本的に母語が日本語だと思うので、皆さんにとっての「英語」「韓国語」「中国語」「スペイン語」など、すべてが「第二言語」となります!その第二言語をどうやって身につけるかというのが、第二言語習得論のテーマです!

ちなみに私はこの第二言語習得論を大学院で学び、専攻していました!いまもその知識を活かして日本語や国語の先生をしています!

第二言語習得論を活かした言語習得のコツ

では早速コツを伝えていきたいと思います!

・ワーキングメモリの概念

・チャンキング

・インプット仮説と発達の最近接領域(ZPD)

・インプットとアウトプット

ワーキングメモリについて

まず言語を習得するということは、記憶するということと関係が深いのは皆さんわかっていただけるかと思います!

そんな中で特に言語使用に関わるのが、ワーキングメモリという概念です!

ワーキングメモリは、簡単に言うと「一回に考えられる物事の量」といえます。簡単な実験ですが、「右手が勝つ、左手が負けるようにじゃんけんをしつづけてください」、「ではそれを継続したまま、九九を9かける9から順番に下がっていってください。」「更に加えて、右足と左足で交互にリズムを取ってください」と、課題を増やしていくとある程度のところで限界が来ると思います。(私は最初のじゃんけんでも結構あたふたします笑)

これが、「ワーキングメモリの限界」です。これは一般に人によって多少の差があるものの、大きな差はないとされており、また鍛えることも基本的にできない」とされています。

言語を話すときにもこのワーキングメモリが大きく関わっています。

チャンキング

みなさんは差はあるものの、英単語を知っているし英作文もできるのになぜそれを使って話すことは難しいのでしょうか。それは、ワーキングメモリが容量MAXになってしまっているからです。

英語を話すときに、きっと皆さんの頭の中では「私」=I、「行く」=go、「駅」=Staiton、と単語レベルで記憶の中から引き出し、それを並び替えようとしていると思います。それでは考えることが多すぎてすぐにワーキングメモリがMAXになってしまいます。

では、どうするのか。英語を話せる人はもちろん、みなさんにとっての日本語が簡単に話せるのと同様のテクニックです。「単語をいくつかくっつけた、フレーズ単位で思い出す」のです。このかたまりのことを専門用語でチャンクといいます。

日本語で話すとき、例えば、「渋谷駅への行き方はここから、まっすぐいって、セブンイレブンを左に曲がったらいけますよ」という説明をするとき、「〇〇駅への行き方は、ここから」「まっすぐいって/右に曲がって/左に曲がって」という表現は、一つのかたまり(=チャンク)として話しているはずです。まさか、一つ一つの「〇〇駅」「行き方」という単語を一つずつ思い出している人はいないと思います。

したがって、このような「かたまり(=チャンク)を作ること」、「かたまりを記憶から引き出すことに慣れること」が言語を話せるようになるコツなのです。

例えば「I want to go to Shibuya Staiton」というかたまりを覚えて、「すぐに言えるように繰り返して慣れる」ことができれば、渋谷以外に、新宿でも、名古屋でも、梅田でも、Shibuyaのところだけ入れ替えればいいですよね。

インプット仮説と発達の最近接領域(ZPD)の理論

では、そうはいっても、そのかたまり単位で記憶するのがまず難しい!そもそも英単語多すぎて何から覚えたらいいのかわからない!という声も聞こえてくると思います。そこで、そんなときに役立つインプット仮説と発達の最近接領域(ZPD)という考え方を紹介したいと思います!

インプット仮説とは、「自分のレベル+1」の理解可能なインプットを受けることが大切だということです。難しくて聞いても全く聞き取れない言葉を永遠に聞いても意味がないですし、すでに自分が言えるような「I play the piano」のような文をたくさん聞いても、意味ないのです。

もう一つの発達の最近接領域(ZPD)という理論も同じようなことを言っています。この理論では「成長とは、【どうがんばってもできない課題】と【自分一人で簡単にできてしまう課題】の間にある【人の助けやヒントがあれば達成できる課題】を行うときに起こる」とする理論です。

まあ、簡単に言うと自分のレベルよりもちょっとだけ難しいレベルに挑戦するのがいいということなのです。言語の習得にも、Youtubeなどで自分にとってちょっとだけ難しいレベルの英語をまずは字幕あり(ヒントあり)で見て、それを字幕なし(ヒントなし)でできるようにするのです。そしてそれができたらまた、「字幕がないとわからないけど、字幕があったらわかる」というレベルのものを見つけて、練習するのです。

インプットとアウトプット

最後に、インプット(覚えること)とアウトプット(話すこと)のバランスについてお伝えします。これは実は様々議論があるところで、インプットが重要とする説も、アウトプットが重要とする説もあります。しかし、結局はバランスの問題であることと、個人的な見解に基づけばアウトプットのほうがやや重要なのではないかと思います。

結局、インプットしていないものはアウトプットしようがないので、それぞれが好きなバランスでどちらにも取り組むべきだと思います。

まとめ おすすめの英語学習方法

いかがでしょうか?今日お伝えした第二言語習得論の知識を活かして、効率よく言語を習得していただければと思います!

特におすすめの言語習得方法については後日、追記しますね!では!

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