こんにちは!今回は、新人教師や教育実習で課題になる、模擬授業について元教員としてポイントをお伝えします!
模擬授業で見ること
模擬授業のテクニック
まとめ 模擬授業をつくろう
模擬授業で見ること
模擬授業をする場面はたくさんあります!教育実習や、学校の採用、塾での研修、日本語学校など、本当に多くの模擬授業がありますね!
さて、模擬授業を見ている方は一体何を見ているのでしょうか?見ているポイントはいくつかあります!
授業準備をしているか
授業準備をしているかはもちろん重要です!でも見られているのは、知識があるか、内容が完璧かということだけではありません!
準備をするということは、熱意があるということです!教師は、学び続けなければいけません。学校という特殊な組織の中では、会社のように売上やKPIという定量的な目標はありません!つまり、サボろうと思ったらサボれてしまうのです。でも、教師としてそれではいけません!常に成長し続ける、学び続けるという気持ちがあるのかが、1つ重要なポイントです!
学生を惹きつけられるか
授業は学生がいて初めて完成するものです!なので、学生がいない模擬授業は完全な授業とは言えません!
しかし、もし学生がいたら、学生と関係性を築いて、惹きつけられる授業なのかどうかが問われます!生徒を当てたり、間を作ったり、発問したり、そういったテクニックがどの程度あるかは1つ授業の腕を図るポイントです!
また、性格も重要です!生徒の鑑として教壇に立てるのかどうかは重要ですよね!他の教師とも連携しなればならないので、性格に問題がないのか、馴染めそうか、という部分も見られています!
元気か
元気かどうかは冗談抜きで、最重要ポイントだと思います!
元気のない人といっしょにいると、気分が下がるんです!逆に元気な人と一緒にいると元気になります!先生は多くの生徒に囲まれて仕事をするので、元気を与えられるような存在であることが、よりよい先生になる方法なのではないかと思います!
ちなみにこれは、私がはじめて塾でアルバイトをして「先生」と呼ばれるようになったときに、一番最初に教えてもらったことです!やりすぎなくらいでちょうどいいです!「元気」さえあれば、良いのです!
模擬授業のテクニック
さて、模擬授業で見られているポイントを上に書きましたが、実際に授業をするときは他にどんなテクニックがあるのでしょう??
私が模擬授業をするときに意識することをお伝えしますね!実は考えていることは1つだけです!
「生徒がいなくても、教師が先生役でも、とにかくあてる!」これにつきます!
ただ当てればいいってことではないんです!「答えやすいような質問をすること」「帰ってきた答えに対して、間違っていたときのフォロー」が大切です!
質問も「それって何を答えたら良いの?」とか、「これまでの内容と関係あるの?」と思うような質問では生徒も困ってしまいますよね!狙ってそういう質問をすることは実際の授業ではありますが、まず模擬授業ではする必要がないです!
例えば、授業冒頭で「源氏物語」を紹介する場面ならこんな発問が考えられます!
こんな感じです!
それから、生徒役の答え(いなくても、返事を想定する)にどう答えるかも重要です!間違っていたからと言って、バッサリ切り捨てずに、答えやすいフォローを入れつつ、リアクションも元気に取りましょう!
先程の「源氏物語」の質問に、「枕草子」と答えが帰ってきたときを考えてみます!
こんな感じです!間違っていた場合も、それに対してフォローしましょう!また、今回の発問は、答えにイッパツでたどり着けない質問だからこそ、会話のラリーが起こりますよね!
最初から「今日は平安時代の文学で、紫〇〇さんが書いた物語をやるんだけど、タイトルわかる?」と聞いてしまうと、1択になってしまって、生の会話ではなく、先生の考えていることを当てるゲームになってしまいます!
それから、追加のテクニックとして、間違えて「枕草子」と答えてくれた人には、あえてもう一度当てて、作者を答えてもらいます!みんなの前で、誤答してしまったのを挽回できるように、答えられる質問を当てるのです!
さらに、ここで「源氏物語」の作者を「清少納言」と間違えて答えてしまっても「ああ!またそっちじゃないほうだよ!」とフォローを入れられます!
私がこれを習得したのは塾での4年間のアルバイト経験からですが、こんな感じで当てられたら模擬授業もバッチリでしょう!
まとめ 模擬授業をつくろう
いかがでしょうか!模擬授業では、色々なテクニックや意識するポイントがあります!
模擬授業では時間や授業の進度よりも、雰囲気やテクニックが問われます!進度は単発の模擬授業では考えても意味がないですからね!
授業の組み立て方については他にも記事があるのでぜひ参考にしてください!
また、神奈川県立の教育センターから初任者のためのガイドも出ています!
では!
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