【限定は「だけ」累加は「も」】漢文の限定・累加でまとまりを見抜け!【高校国語解説】

【限定は「だけ」累加は「も」】漢文の限定・累加でまとまりを見抜け!【高校国語解説】

ここでは、限定と累加を勉強します!

限定は「〇〇だけ」。累加は「〇〇も」という意味です。それぞれ、内容を絞ったり加えたりするので、よく理解しておきましょう!

ここで勉強すること

限定

累加

限定

限定は以下のようになっています。

まず、「唯」から「独」までは、文の最初に出てきて限定を表します。この漢字が出てきたら限定です。送り仮名のノミはない場合もあります。また、「独」は人間に限らずものなどにも使われます。

次に、「耳」から「而已矣」までは、文の最後に出てきて限定を表します。すべて読むときは「のみ」と読んで「〇〇のみである」という限定を表します。すべて音読みだと「ジイ」と読む漢字という共通点があります。

後の左のグループはここまでの2つのあわせ技です。意味は前と同じです。

累加

累加形です。累加は、「AだけでなくBも〇〇である。」という、Bを付け加える文型です。

英語の”not only A, but also B”(=AだけでなくBも〇〇である。)を知っている人は、それと全く同じです。また、上で勉強した限定の漢字も出てきています。

左の2つは、右の4つにあった否定語反語を表す「豈」に変えています。これによって「Aだけであろうか?(いやAだけではない)」という意味になります。

限定と累加は以上です。

以上!こういった基礎がまだ不安という人は下の問題集がオススメです!

問題と解説が載っていて、やさしい説明があるので、苦手な人もゆっくり基礎を固められると思います。また、バンバン問題をときたい人は、問題部分だけやって、わからないところだけ解説を見ればいいので、どんな人にも向いています!ぜひ!

他にも、現代文古文の記事もあるので、そちらもどうぞ!