【漢文】抑揚・願望・仮定をマスターして、人物の気持ちをつかめ!【高校国語解説】

【漢文】抑揚・願望・仮定をマスターして、人物の気持ちをつかめ!【高校国語解説】

ここでは、抑揚と願望と仮定を勉強します。

抑揚

抑揚とは、そもそも「抑えて、揚げる」表現のことです。つまり、「下げて上げる」わけです。共通するポイントは「況や」という字。ここだけで出てくるので、見分けるポイントになります。

右の4つが通常の抑揚形です。そして一番左は反語の用法です。「A且B。」のあとが、反語になっています。こちらは疑問の項目で「安んぞ(いづくんぞ)」を見ておいてください。

願望

願望を表す表現です。ポイントは、「願」「請」のように同じ漢字でも送り仮名によって意味が変わるということ。それぞれ英語と対応させて覚えると覚えやすいと思います。

仮定

仮定形です。「もし〇〇であれ」という文型です。3種類に分かれます。

まず、右の「如」「若」「苟」は「もし〇〇ならば、〇〇」という「順接です。則(すなわち)が入って、「もし〇〇ならば、則ち〇〇」という形になることもあります。

次に、「縦」と「雖」は「たとえ〇〇であっても、〇〇」という「逆接になります。この場合、「もし(=たとえ)〇〇としても」という仮定条件と、「(実際に)〇〇だけれども」という確定条件の意味の2種類があります。(これは、古文の接続助詞「ば」と同じ使われ方です。)

最後に一番左、「使」を使って、「もしAが〇〇したら」という仮定があります。これは、「使」を「しメバ」と読む場合と、「もシ」と読む場合があるので注意です。

抑揚・願望・仮定は以上です。

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