【漢文の接続詞】逆接か順接か?接続をマスター!【高校国語解説】

【漢文の接続詞】逆接か順接か?接続をマスター!【高校国語解説】

ここでは、接続の言葉を勉強します。

接続は文章を読解する上で大きな手がかかりです。

例えば、「今日は雨だった 。しかし、ーーー」の「ーーー」に入る内容は、「しかし」があるので、良いことが入ると分かりますよね!

そんな接続をここで勉強します!

接続

接続の言葉は、たくさんあります。「而」は置き字です。

「以」は順接(and)の意味で使います。でも、「以」は他にも「〇〇を用いて」という意味もありますから、気をつけましょう(EX.書以筆=筆を用いて書く)。

「然」は肯定(Yes)の意味で使う言葉です。画像の緑の字のように、その後ろにどんな送り仮名が来るかによって、意味が変わります。

「故」は理由を表します(今日寒。故吾不行=今日は寒い。だから、行かない。)。

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さらに接続の言葉はあります。

「則」は、直前に来る送り仮名が、「バ」のときは条件(「もし雨が降ったなら、行かない」)を示します。「ハ」のときは、主語(吾則先生=私はすなわち先生です。)という意味になります。

次の即から輒までは、すべて「すなわち」と読みますが、それぞれ意味が違います

又・且・亦・復もすべて「また」と読みますが、意味が違います

終から竟までも、「ついに」と読みますが、意味が違います。最後の「畢・竟」については、いまも「畢竟(ひっきょう)」という言葉で使われます。

接続詞は以上です。

以上!こういった基礎がまだ不安という人は下の問題集がオススメです!

問題と解説が載っていて、やさしい説明があるので、苦手な人もゆっくり基礎を固められると思います。また、バンバン問題をときたい人は、問題部分だけやって、わからないところだけ解説を見ればいいので、どんな人にも向いています!ぜひ!

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