【比較最上選択の共通点】漢文の似た項目を関連付けて定番テーマを読み解く!【高校国語解説】

【比較最上選択の共通点】漢文の似た項目を関連付けて定番テーマを読み解く!【高校国語解説】

ここでは、比較・最上と選択について勉強します。

漢文の文章では、よく「王様と家臣の会話」が出てきます。そこでは、「人物」や「政策」において、どちらがより優れているかを比べさせるという内容があります。

そこで、今回学ぶ「比較」「最上」「選択」がよく出てきます。なので、しっかり抑えておきましょう!

ここで勉強すること

比較・最上

選択

比較・最上

さっそく、比較・最上からいきましょう!

まず、画像右の2つは比較です。英語でいうとbetterです。「AはBのようではない。」という訳で、簡単に言えば「Bのほうがいい」という意味を表します。

次の4つは、最上です。英語でいうとbestです。今見た比較の「不(動作否定)」を「莫=無(存在否定)」に変えています。これは「Bのようなものは(他に)ない。」という文で、「Bが一番いい。」という意味になります。

次はまた比較です。英語でいうとmore+形容詞です。 最初の比較は、「どっちがいい」という比較でしたが、この比較は、「どっちが〇〇だ。(高い・大きいなど)」という形容詞を使った比較ができます。■のところに高い・大きいなどをいれます。

一番左は、英語でいうとmost+形容詞です。「莫=無(存在否定)」を使って、Bよりも■なものはない」という文になっています。

選択

選択です。比較と似ていますが、AかBかというので、どちらかを選ぶという文です。

まず、右から3つは先程の比較とほぼ同じ意味です。2つ目と3つ目については比較と同じ形が出てきています。「与A(=Aよりは)」が前置詞句として、ひとまとまりになっています。

4つ目と5つ目は、否定的な選択です。「AとBなら、Aのほうがまだまし」という文型です。

最後の6つ目と7つ目は、選択の疑問です。「AとBならどちらがいいのだろうか。」と質問する形です。ですが、これは純粋な質問ではなく、反語の仲間です。したがって、「AとBならどちらがいいのだろうか。やはりAよりはBのほうがましだ。」という訳になります。

以上!こういった基礎がまだ不安という人は下の問題集がオススメです!

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