こんにちは!ここでは係り結びとその覚え方を例文付きで解説します!
係り結びとは、「文に特定の言葉が出てきたとき、文末の活用形が変わること」です。また、「意味も変わります。」
この「特定の言葉」は助詞の仲間で、特に「係助詞」と呼ばれます。
係り結び
係助詞は「ぞ・なむ・や・か・こそ・は・も」の7種類あります。
係助詞が文中にあると、その文の一番最後の言葉が活用します(=形が変わります)。でも、どのように変わるかは、係助詞によって違います。
例えば、「ぞ」が文の中に出てきたときは、その分の一番最後の言葉が「連体形」に活用します。
例えば、「こそ」が文の中に出てきたときは、その分の一番最後の言葉が「已然形」に活用します。
文の最後が活用できない言葉の場合、係り結びはなくなります。また、文の途中でも、読点や『あの人が「〇〇」と言った』というような会話の部分で出てきたときなど、文中で係り結びが起こることもあります!
係り結びの注意点
係り結びには、注意点が3つあります。
注意点について解説します!
1.「こそ〜已然形、〇〇」と已然形のあとに内容が続くときは、逆接になりやすいです!現代語でも、「小さい間違いこそあれ、ほとんど完璧だ」という文では、「こそあれ」の後ろは逆接の内容になりますね!
2.「もぞー連体形」「もこそー已然形」の場合は「こまる」という意味になります!これは格助詞の「も」に「相手に推測させる」という意味があるからです!例えば、「雨も降ったらどうしよう…」と言ったら、「雨以外にもなにか問題があるのかな?」と思いますよね!この推測の意味から、「いろんな不安なこと」に使われているので、困るという意味になるのです!
3.「やは」「かは」は反語になります!これは、「や、か」という疑問反語の係助詞と、「は」という強調の係助詞がくっついて、「あるだろうか!!?(いや、ない!)」という意味で反語に使われやすいのです!
読解の助けになるはずです。気をつけましょう!
まとめ もっと詳しく学びたい人へ
係り結びの法則、理解できましたかね?
係り結びの法則は、よく問題に出される重要な内容です!
今回の記事で紹介したように、係り結びの意味がわかると、古文の理解が深まります!!
また、多くの高校生が感じているように、独学での古文の学習は難しいです!が、プロのサポートを受けることでその難しさを克服することができます!
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