こんにちは!今回は、国語文法の中でも中心となる10の品詞とそれぞれの特徴を解説していきます!
自立語と付属語
今回は単語の種類を細かく解説していきます!
単語は言葉の最小単位です!ただ、その単語の中にもいろいろな種類があります!
自立語と付属語
日本語にはたくさんの単語がありますよね!
「犬」とか「つくえ」とか「はしる」とか「かなしい」とか。
こういった「単語」にもいろいろ種類の分け方があります!
まず、すべての「単語」は大きく2つに分かれます!それが、自立語と付属語です
このように、「文節を作れるかどうか」で分かれるんです!
単語は、文を作るために使いますよね!文は、文節を組み合わせて作るものなので、このように分かれるんです!
例を見てみましょう!ナナメ線で、文節に分けてみました!
野原に / 赤い / 花が / たくさん / 咲く。
赤が自立語、緑が付属語です!
文節に区切ったとき、文節のはじめにあるのが自立語で、残りが付属語です!
なので、ポイントとしてはこうなります!
覚えておきましょう!
この後、さらに自立語と付属語を細かく分類します!
でもその前にこれを勉強しましょう!↓
活用
活用とは、他の言葉とくっつくことで、言葉の形が変わることです!
例えば「聞く」という単語は、「聞かない」「聞こう」「聞きます」という形がありますよね!
これは、「聞か+ない」「聞こ+う」「聞き+ます」という風に「聞く+他の言葉」でできているんです!
そして「聞く+他の言葉」のように、「+他の言葉」がくっつくことで「聞く」の形が「聞か」「聞こ」「聞き」と変わることを活用と言うんです!
この活用は、その変化の方法によって6つの活用形があります!
例えば、「聞か」は、「聞く」の未然形です!「聞き」は連用形です!
そして、自立語と付属語は、この「活用をするかしないか」でさらに分類されます!
そして、この下に更に細かい分かれ方があって、全部で10こにわかれます!
これを品詞といい、全部で10の品詞があります!
10品詞
先ほど紹介した10品詞をすべて含んだ画像が以下になります!↓
きっとみなさんどこかで聞いたことがある、「名詞」とか「動詞」という言葉がここで出てくるんですね!
では、さっそく画像の右下の「動詞」から、左に向かって順番に解説していきますね!
動詞
さっそく動詞の解説を始める前に、用言という言葉を紹介します!
用言は「動詞・形容詞・形容動詞」という3つの品詞をまとめて呼ぶ呼び方です!
これは、用言の用は活用から取られています!「活用する自立語」である3つをグループでまとめているんです!
(あとで出てくる「助動詞」も活用しますが、これは用言ではありません)
では、あらためて、用言の1つである動詞の解説をはじめます!
動詞とは、動作・作用・存在を表す単語です!
例えば「小鳥が飛ぶ。(動作)」「期待が高まる。(作用)」「本がある。(存在)」です!
みなさんが想像する、動きを表す言葉はたいてい動詞といっていいと思います!
動詞には3つの特徴があります!
1つ目の「言い切るときウの段で終わる」についてちょっと説明しますね!
まず「言い切るとき」というのは、すぐ後ろに「。」がついて終わるときの形ということです!
具体的には「走る。」「泳ぐ。」「食べる。」のような形です!
そして、この「言い切るとき」に「ウの段」で終わるとは、動詞の最後の言葉が50音表の、ウの段を横に読んだときに、「うくすつぬふむゆるう」で終わるということなんです!
これは、動詞の最後の言葉を伸ばしてみるとわかりやすいです!
「走るぅ。」「泳ぐぅ。」「食べるぅ。」全部、「う」になりますよね!
これが動詞の最大の特徴です!
残りの2つの特徴「自立語で、活用する」「述語になることができる」については、そのままの意味です!これまでの内容を理解してくれていれば、わかるかと思います!不安な人は、この記事の前半や、述語について説明したこちらの記事を読んでくださいね!
動詞の活用
すでに説明したように、動詞は、活用する言葉です!
その動詞の活用の方法についてご紹介します!
こちらの表を見ながら説明します!
まずは画像右側のたての列から!
次に、表の上の、よこのアルファベットについて説明しますね!
たくさん説明しましたが、わかってもらえたでしょうか?
具体的に表を見るときは、↓このように見てください!
五段活用動詞の、「話す」の連体形は、「はな+す+こと」→「はなすこと」となります!
以上で動詞は終わり!次に形容詞に行きます!
形容詞・形容動詞
続いて、用言の2つ目と3つ目、形容詞と形容動詞についてまとめて説明します!
形容詞も形容動詞も、物の状態や性質を表す言葉です!
この2つは似ている所も多いです!
まず形容詞の特徴です!
形容詞は例えば「寒い、強い、大きい、すごい」などです!全部「い」で終わっていますね!
続いて形容動詞の特徴です!
形容動詞は例えば、「静かだ、穏やかだ、元気だ」などです!全部「だ(・です)」で終わりますね!
このように、言い切りの形が「い」で終わるか、「だ・です」で終わるかということ以外は共通しているのです!
次に活用の形も見てみましょう!下の画像に形容詞も形容動詞も載っています!
形容詞は、「かろ・かっ・く・う・い・い・けれ・◯」という形
形容動詞は「だろ・だっ・で・に・だ・な・なら・◯」という形で活用します!
これも似ていますね!
その他それぞれのポイントです!
たくさんポイントがありましたが、形容詞と形容動詞はこれで終わりです!
似ているところもあるので、セットで覚えるようにしましょう!
次は名詞です!
名詞
ここから名詞に入ります!
改めて10品詞の表を見てみましょう!
この後、名詞から感動詞までは、「活用しない自立語」のシリーズとなります!
そしていまからやる名詞は、別名「体言」とも言われます!体言は名詞だけです!
名詞は、もの・事柄を表す単語です!
では早速名詞の特徴からいきましょう!
名詞の最大の特徴は、主語になれるということです!動詞や形容詞などはそのままの形では主語になることはできません!覚えておきましょう!
また、名詞には5つの種類があります!
それぞれ特徴がありますが、みなさん普段聞いたことのある単語が分類されているので、しっかり覚えておきましょうね!
また、それ以外の特殊な形として
- 複合名詞 腕時計など、2つの名詞が合体してできたもの
- 接頭語・接尾語 お天気など、最初に接頭語の「お」や「ご」がついたり、最後に接尾語の「たち」などがつく
- 転成名詞 「泳ぎ」「学び」のように動詞の形を変化させて名詞にしているもの
こういったものもあります!気をつけましょう!
名詞については以上です!活用がないので表を覚える必要がなくて楽ですね!
副詞・連体詞
副詞と連体詞は主に修飾語になる仲間です!
- 副詞は用言を修飾するために使われます!
- 連体詞は体言を修飾するために使われます!
どちらも修飾するという点で似ていますが、修飾するものが違うので名前が違います!覚えておきましょう!
まず、副詞から説明します!
副詞には3つの種類があります!
どれも、動詞や形容詞などの様子をさらに詳しく説明する言葉ですね!
次に連体詞です!
連体詞は体言(=名詞)だけを修飾する単語です!
こちらは正式な分類があるわけではないですが、似たような形のものをグループにしてあるので、覚えやすくなっていると思います!
さて、いよいよ自立語の残り2つ。接続詞と感動詞に入ります!
接続詞・感動詞
接続詞は、文節分けのときも、接続語になります!
接続詞には6つの種類があります!これはすでに文節分けの記事でもお伝えしているとおりです!
感動詞は、文節分けの際に独立語になり、感動などを表す単語です!
ここまでで、自立語は終了です!!あとは、付属語の2つだけです!!
助詞・助動詞
ここからは付属語です!
さて、改めて10品詞の画像を見ておきましょう!
表の左側の2つ、助詞と助動詞を解説していきます!
さきに、活用のない助詞から解説しますね!
助詞
助詞は自立語のあとについて、意味を付け加えます!
助詞には4つの種類があります!このうち、格助詞だけは覚えましょう!
格助詞は、主語を作るとても重要な助詞だからです!
他の助詞については全部覚える必要はありません!どんなものがあるのか、なんとなく確認しておきましょう!
助動詞
最後に助動詞です!
助動詞は付属語で活用する言葉です!
主に用言や助動詞のあとについて、意味を付け加えます!
以下は助動詞の一覧になっていますが、覚えるべき助動詞は一番最初の「れる・られる」「せる・させる」の2つです!
この2つはよく問題に出されますし、知らないと解けません!逆にこれ以外のものは見ればわかると思うので大丈夫です!
以上です!お疲れ様でした!
まとめ
いかがでしょうか?
10品詞は日本語の基礎です!
もしわからないところがあれば、理解できるまで何度か読み返してみてください!
以前の主語述語などの記事についてはこちら!
また、残りの文法事項として、紛らわしい語の判別と敬語についても記事があります!
ぜひ目を通しておいてくださいね!
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また、他の国語の内容や古文・漢文について他にも記事があります!
ぜひ見てみてください!
では!
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