こんにちは!今回は、古文の基礎の基礎!活用の種類と活用形の覚え方ついて解説していこうと思います!
まず、活用とは「言葉の最後が変わること」です!例えば、「飲む」という言葉は、「ない」という言葉をくっつけると「飲まない」となって、「飲む→飲ま」に変わりますよね!これが活用です!(逆に、「コーヒー」は「ない」をつけても、「コーヒーではない(じゃない)」となって、「コーヒー」の形は変わらないので活用はしません!)
こういった活用する言葉は「動詞」「形容詞」「形容動詞」(+「助動詞」)がありました!この最初の3つをまとめて「用言」と呼んだりしましたね。この辺が怪しい人は、品詞についてのページを読んでください!
では、早速詳しい活用の話にはいっていきます!
活用の基本
活用表の見方
動詞の活用
・四段活用・上一段活用・上二段活用
・下一段活用・下二段活用
・ナ行変格活用・ラ行変格活用・カ行変格活用・サ行変格活用
形容詞の活用
・ク活用・シク活用
形容動詞の活用
・ナリ活用・タリ活用
まとめ もっと詳しく学びたい人へ
活用の基本
活用そのものについては上で説明しましたが、基礎的な部分を更に説明しますね!
まず、今回勉強するのは古文の活用ですが、現代の言葉にも活用はあります!覚えてますか?
上の画像の右上、現代の活用は5つあります。しかし、古文では9つの活用があるんです!面倒ですよね!当然です!現代で5つになったのは、9つの活用が多すぎたので、使っていくうちに楽で便利なように5つに変わっていったのです!その大変だった時代のことをこれから勉強していきましょう!笑
また、画像の左上、活用形というのも覚えていますか?活用と活用形は違うものです!活用形というのは、「言葉の変形の仕方」のことです。例えば、『「飲む」という言葉に「ない」をつけたら、「飲まない」となります。これは、「飲む」が未然形(=活用形の1つ)に変化しましたね』という風にいいます。これはやっていく中で慣れていきましょう!
それから、さっき話した右上の活用の種類の中に、変格活用というのがいくつかあります。これは、普通のルールではなく、特別なルールによって言葉の形が変わる仲間です(後で説明します)が、これは非常によく使う言葉なので、当時の人が使っているうちに話しやすい形に変わったので、少し普通のルールと違うのです。
前提の最後になぜ、活用の種類や活用形を勉強するのかお伝えします。まず、古文では活用形を見ないといみがわからないときがあります。まあ、本当に古文に慣れている人は活用形を考えなくてもわかるのですが、私もみなさんも令和の人間なので古文には慣れていませんね。そこで、言葉の意味を知るときに必要になるのです。
ここまでいいでしょうか?よかったら次に進みましょう!
活用表の見方
活用表はこんな感じになっています。
画像右側には、さっき説明した活用のことがかいてあります。
また、画像の左側には覚え方が書いてあります。未然・連用・終止・連体・仮定・命令の6つの活用形を、それぞれの頭文字をとって「みれしたかめ(=見れ下亀)」を覚えるといいでしょう!
次に、それぞれの活用について説明します!
動詞の活用 四段活用・上一段活用・上二段活用
まず最初に、四段活用・上一段活用・上二段活用です!
四段活用の特徴は、四段活用の動詞ならどんな言葉でも未然形が「ア段(あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ)」で終わること。逆に、動詞に「ない」をつけて、その時の活用語尾が「ア行」になるなら、それは四段動詞なのです!ちなみに、四段活用という名前は、「あいうえお」のうち、「あいうえ」の4つ(五十音表で見ると、4段ですね)を使うので、四段活用というのです!
上一段活用は、画像の通り、「い段(い、き、し、ち、に、ひ、み、ゐ、り、い」という言葉が全てにつきます。い段を使うので、「あいうえお」の5段のうち、真ん中の「う」より1つ上の段の「い」だけを使うので、上一段活用という名前になっています!
この上一段活用のグループに入る言葉は7つだけです!「干る・射る・着る・似る・見る・居る・率る」これらの頭文字をとって、「ひいきにみいる、上一段」とおぼえましょう!
次に上二段活用です。「い段」と「う段」の2つを使うので、上二段活用という名前になっています!この特徴は、未然形がイ段で終わることです!四段活用は、「あ段」で終わるのに対して、上二段活用は「い段」で終わるのです。ただし、上一段活用は除くので注意してください!
動詞の活用 下一段活用・下二段活用
次は下一段活用です!「あいうえお」の真ん中、「う」から1つ下に移った「え段」のみをつかうので下一段活用という名前になっています!この下一段活用は「蹴る」という1語のみなので覚えるのも簡単ですね。「蹴る」が出てきたら下一段としっかり覚えておきましょう!
次は下二段活用です!この活用は、未然形が「え段」で終わることが特徴となっています。「ず」などの未然形接続の助動詞をつけて形を確認しましょう!
動詞の活用 ナ行変格活用・ラ行変格活用・カ行変格活用・サ行変格活用
次に変格活用シリーズです!変格活用は特定の決まった語に使われる活用の種類です。これは、冒頭説明したように、非常によく使う言葉のため、使いやすいように特別な活用となっています。ということは文章にもよくでるということですから、注意しましょう!
ナ行変格活用は、死ぬ・去ぬ(往ぬ)(=「いぬ」と読みます)という言葉でしか使いません。ちなみに、去ぬ(往ぬ)は漢字の通り「(どこか場所を)去る」という意味と「死ぬ」という意味の2つの意味がある言葉です!
ラ行変格活用は、「あり・おり・はべり・いまそかり」の4つの語でのみ使います!それぞれ「ある、いる、あります、いらっしゃいます」という「ある、いる」という意味とその敬語になっています!
カ行変格活用は「来」の1語のみでつかいます!文字通り、来るという意味です!
サ行変格活用は、「す、おはす」の2語がのみで使いますが注意が必要です!「す」というのは、現代語の「する」という意味です。なので、「勉強する」「運動する」のように、「〇〇す」という形もサ行変格活用になります!
形容詞の活用 ク活用・シク活用 形容動詞の活用 ナリ活用・タリ活用
次に、形容詞と形容動詞の活用です!形容詞の活用が2つ、形容動詞の活用が2つあります!
形容詞の活用はク活用とシク活用の2つです!画像を見ると、どちらの活用も、「未然形、連用形、連体形」に、2つの活用が書いてありますよね?これは基本的には、ク活用だと「く」「き」、シク活用だと「しく」「しき」という方を使いますが、形容詞の下に助動詞が来て、助動詞とくっつく場合は「から」「かり」「しから」「しかり」というのを使います!
形容動詞でも同様です!連用形の部分に、ナリ活用もタリ活用も2つ書いてあると思いますが、普段は「に」をつかいます!下に助動詞が来て助動詞とくっつく場合のみ、「なり」「たり」を使います!
まとめ もっと詳しく学びたい人へ
古文の活用が、理解できましたかね?
古文の活用は、文法問題等含め、文章の内容にも関わってくる頻出の重要な内容です!
今回の記事で紹介したように、活用ができれば古文の理解が深まります!!
また、多くの高校生が感じているように、独学での古文の学習は難しいです!が、プロのサポートを受けることでその難しさを克服することができます!
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『わかりやすい説明と実践的な練習問題のおかげで、自信を持って古文に取り組めるようになった!』と言っています!
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