こんにちは!ここでは敬語を勉強しましょう。
古典であるあるの問題が主語の省略!その主語を見分けるのが敬語です!
知らないと赤点なので勉強しましょう!
敬語
まず、前提として、敬語は3種類です。
尊敬語 動作をする人を大切にする。(先生がお話になる。)
謙譲語 動作をされる人を大切にする。(私が先生に申し上げる)=言うのは私。言われるのは先生
丁寧語 聞いている人を大切にする。(お弁当を食べます。)
ポイントは下の2つ!
敬語で大切なことは敬語の種類と敬意の方向の2つ!
敬語の種類は暗記・敬意の方向は理解です。上の画像を見てくださいね。
敬語動詞はその特徴から3つに分けることができます。つまり、「そもそも敬語の単語」「くっついて敬語になる語」「助動詞」の3つです。
敬語は3つの種類と3つの動詞で表にすることができます。
尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 | |
本動詞 | 仰っしゃる・仰す | 伺う・申す | ✗ |
補助動詞 | お話になる・〇〇給う | 話させていただく・〇〇奉る | 話します。はなし侍り。 |
助動詞 | 「る・らる・す・さす」 | ✗ | ✗ |
絶対敬語
絶対敬語の基本は、「奏す」「啓す」です。これらは「敬意の方向」が必ず「天皇かその家族」と決まっています。そして、これらは謙譲語です。つまり、「奏す」「啓す」が出てくるときは、絶対に登場人物に天皇かその家族がおり、天皇か家族に対して何かを申し上げている場面となります。
また、名詞として、「みゆき」という語もあります。「みゆき」は、どの漢字で書くかによって、「誰がおでかけするか」が変わります。
最高敬語
最高敬語は、二重敬語とも言われます。敬語を2つ連続で使う技です。これはとても強い敬意を表すので、「天皇やその家族・貴族」に対して使われます。
特に有名なのは「せ給ふ」「させ給ふ」の「助動詞す・さす」+「給ふ」です。
自敬表現と多方面への敬意
最後に自敬表現と多方面への敬意です。
自敬表現は、天皇などの登場人物が自分に対して敬語を使うという表現です。これはおかしいですね。
実はこれは本当に登場人物がそう話しているわけではなく、文章を書いている筆者が「天皇に対して敬語を使わないなんて、できない!」と思って、敬語を使っているのです。
多方面への敬意は、謙譲語・尊敬語・丁寧語のいろいろな表現を一度に使う表現です。つまり、敬意の方向が、いろいろな方向に向かっているということに注意しましょう!
敬語は以上です!
まとめ もっと詳しく学びたい人へ
古文の敬語、理解できましたかね?
古文の敬語は、偉い人がよく出てくる古文では必須の重要な内容です!
今回の記事で紹介したように、誰が偉いのかが理解できると、古文の理解が深まります!!
また、多くの高校生が感じているように、独学での古文の学習は難しいです!が、プロのサポートを受けることでその難しさを克服することができます!
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