【古文の助動詞】連用形に付く助動詞!【高校国語解説】

古文

ここでは、古文の助動詞の中も出連用形に付く助動詞をまとめておきましょう!

連用形はよく出てくる形なのでしっかり覚えましょうね!

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連用形に付く助動詞の共通点

連用形に付く助動詞のキーワードは「過去」です。「過去」そのものを表す助動詞もありますし、「過去〇〇(過去推量とか)」という形もあります。つまり、この助動詞を覚えておけば、文章を読むときも「あ、過去の話をしているんだな!」とわかります。

では、次から、具体的な助動詞を解説していきますね。

連用形に付く助動詞

「き」は最もよく使う助動詞の1つです。みなさんが「昨日、カレーを食べた。」というときの「食べ」と同じように、過去を表します。「野球をした」なら、「野球をしき」になるわけです。

このように、とても良く使う助動詞なので、使う中で形がよく変わり、活用が特別です。表をしっかり覚えましょう。

けり

「けり」です。「けり」も「き」と同じように「過去」を表します。でも、「けり」は人から聞いた話に使います。反対に、「き」は自分がやった過去につかいます。いまの言葉では、「野球をした」というときに、「自分が野球をした」のか、「友達が野球をしたって言っていた」のかわかりませんね。でも、古文では、「野球をしき」なら、「自分が野球をした」。「野球をしけり」なら、「友達が野球をしたって言っていた」という意味になるのです。

つ・ぬ

「つ・ぬ」です。「つ」と「ぬ」は主に、完了の意味を持っています。完了とは「カレー食べ終わった」のような、「終わったよ」ということを表します。ほぼ「過去」と変わりません

また、もう一つある強意というのは、「きっと」とか「必ず」という意味です。「きっと」とか「必ず」を使うときは、今の日本語で考えても「きっと怒られるだろう」というように、最後に「だろう」が付きますよね。だから、画像の左に書いてあるように、強意のときは「つべし」などの推量の助動詞と一緒になります。それ以外のときは完了です。

たり

「たり」です。「たり」も同じように完了の意味を表します。ただし、「まだ、している」という存続の意味もあるので注意が必要です。

たし

「たし」だけが、例外的に過去と全く関係がありません。

〇〇したいという希望を表します。

けむ

「けむ」は過去の推量や伝聞など、「はっきりしない情報」を表します。カジュアルに言うと「〇〇っぽい」という意味ですね。

ちなみに終止形につく助動詞「らむ」は、「現在推量・現在の原因推量・現在の伝聞」と、「けむ」の現代版です。

以上で連用形は終わりです!

まとめ もっと詳しく学びたい人へ

古文の助動詞が、理解できましたかね?

古文の助動詞は、文法問題等含め、頻出の重要な内容です!

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