【現代文】共通テスト9割取る現代文学習法!選択肢・解き方編【高校国語解説】

【現代文】共通テスト9割取る現代文学習法!選択肢・解き方編【高校国語解説】

こんにちは!さて、ここでは共通テスト現代文を解くときの方法について話します。

ライくん

え、普通に前から解くんじゃだめなの?

そう思ったあなた、まだまだ伸びしろがあります!

ここでは、様々な方法を紹介します。どの方法もある程度効果はありますが、いちばん大切なのは、自分にあった方法を見つけること。それぞれトライした上でよく考えてみてくださいね。

ここで勉強すること

文章は読む前に、タイトル・冒頭と最終段落・問題・選択肢の順でチェックしよう。

間違っている選択肢は、選択肢の一部分だけが間違っている。

間違っている選択肢は、「書いていないからバツ」が大半。

共通テスト現代文は、95%傍線部より前に答えがある。

選択肢問題も記述だと思って解け

以上を見ただけで、なんとなく内容は分かる人もいると思いますが、それぞれ補足していきたいと思います!

文章は読む前に、タイトル・冒頭と最終段落・問題・選択肢の順でチェックしよう。

まず、試験開始の合図とともに、最初から問題を読んでいるとしたら、それはもったいない!

最初はその文章がどういった内容なのかを掴みましょう。

そのために見るのはタイトルです。共通テストの場合、タイトルは本文の一番最後の行に書いてあります。それで大体のテーマはわかります。

次に、冒頭と最終段落だけを見ます。冒頭は1段落見れば十分、最終段落は文章によって最大3段落くらいまで見る必要があるかもしれません。特に最終段落に結論が書いてあることが多いので、これを見ましょう!

その後は、各問と選択肢を見ます。問を見ることで、「あー、こういう問題が出るのね」という印象を記憶の片隅に残すことができます。これは読むときに情報を取捨選択できるので強いです。

また、選択肢はヒントの宝庫です。特に、「誤っているものを選びなさい」の場合、残りの選択肢は全部正しいのです。これを生かさない手はないですね。

ということで、まとめると、「タイトル」→「冒頭と最終段落」→「問と選択肢」を見て、それから本文を冒頭から読みましょう!

間違っている選択肢は、選択肢の一部分だけが間違っている。

ライくん

いつも選択肢を2つか3つまで絞れるけど、そこからが当たらないんだよなあ。

これは、そう思っているあなた向けの情報です!まだそこまで絞れない!という人はこちらの基礎編を実践してくださいね。

まず、現代文の選択肢は、いくつかの要素によって構成されていることが大半です。

共通テストの選択肢をちょっと改題して考えてみましょう。

問「空想の存在としてのおばけ」は人間にどのような影響を与えているか」に対して、選択肢の一つに「人間の理解を超えた不可思議な現象が日常生活の因果関係を著しく崩壊させている。」という選択肢があったとします。

この選択肢は、人間の理解を超えているか」「不可思議な現象か」「日常生活の因果関係か」「著しく崩壊させているかのだいたい4つの部分に分けて考えることができます。そして、間違えやすい共通テストの選択肢は、この中の一部だけが間違っているのです。

したがって、このように「部分ごとに分けた上で」「どの要素が間違っているか」を考えることが重要となるのです。

間違っている選択肢は、「書いていないからバツ」が大半。

さて、上の部分を読んだことで、少し選択肢問題の解き方がわかってきたでしょうか。でも、まだ選択肢問題攻略のポイントがあるのです。

共通テストを始めとして、様々なテストの不正解の選択肢には、「本文と間違ったことが書いてある」・「本文に書いていないことが書いてある。」という2つのパターンがあります。そして、「この本文に書いていないことが書いてある。」というのが、みなさんが最も引っかかりやすいパターンになります。

ライくん

ふむふむ、たしかに今までのテストを見返しても、そうかもしれない!

でも、じゃあどうしたらいいの?

ここまで、問題の構成がわかればかんたんです。

あとは、前の部分で伝えたように、「あやしい選択肢をバラバラに」した上で、「それぞれの要素が間違っているか・書いてあるかどうか」という観点で、過去問・練習問題を解いていけばいいのです。

そうすれば自然と身についてきます。なんども繰り返しましょう!

選択肢問題も記述だと思って解け

はい、基礎編の練習から、今回までの内容が徹底できれば、共通テストを始めとする選択肢問題はバッチリでしょう。

しかし、これを読んでいる皆さんの中には、私立や国立二次で記述問題を解かなければいけない人もいますね。そこで、そういった人たちや、共通テストの国語をもっと確実に取りたい人向けの練習を紹介します。

それは、「選択肢問題の選択肢を見ないで、問題を見て、記述だと思って解答を書いてみる。」という方法です。

これは、みなさんご存知の通り、選択肢問題より記述問題のほうが難しいです。そこで、選択肢問題を記述問題に見立てて、自分で書いてみる。そのうえで、選択肢を見て、それと最も近い選択肢を選ぶという方法です。

これは、どちらかというと記述基礎力をあげるための方法ですから、春夏から始めて遅くとも秋までで切り上げた方がいいです。本番ではそんなことをする時間はないですからね。

秋からは、上で言ったような、選択肢を見てから問題を読む、という方法に切り替えていくと、スムーズに対策できるのではないかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?選択肢問題を得意にするためにも、ぜひやってみて下さい!

また、実践するにあたって、筆者が何を言いたいかわからない!まとめ方がわからない!という人は、参考書を見るといいと思います。これは文章の論理展開を教えてくれる本で、文の構成がわかるようになります。

また、こちらも基礎的な読み方を補助してくれます。特に共通テスト向けなので、共通テストを受ける人にはオススメとなります。

次に、問題集としてはこちら。要旨を答える問題があり、今回紹介した内容とのシナジーがバッチリです!

難しい問題集として、もう一冊。こちらは上位校を目指す人向けの問題集です。

いかがでしょうか!

今回はこんなところで終わりたいと思います。

記述問題編もありますから、そちらもどうぞ。

また、古文漢文についても記事があります。基本的なルールからしっかり抑えて勉強していきましょう!

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