【古典】単語・文節・品詞の基礎は知らないとヤバいよ!【高校国語解説】

【古典】単語・文節・品詞の基礎は知らないとヤバいよ!【高校国語解説】

ここでは、単語・文節・品詞を勉強します。

ライくん

え、単語って古文単語とか。文節もなんかわけるやつでしょ?

うん、間違ってはいないのですが、もっとよく理解しないと確実につまづきます

改めて覚えておきましょう!

単語・文節

まずは、単語と文節を確認しましょう。

単語

言葉が役割を果たせる最小の単位

文節

意味がわかり、不自然でない程度に区切ったもの。

これだけではわかりにくいので例を一緒に考えてみましょう。ここでは、わかりやすくするために、古文だけでなく現代語の文も出しておきます。

さて、いかがでしょうか。

答えは以下のようになります。

つまり、「が」「に」などの「前の言葉とセットじゃないと意味がわからない言葉」をバラバラにするのが「単語」、セットにするのが「文節」ということです。

文節で分けるときは、自立語が来たらその直前で分けます。なぜなら文節は必ず「自立語」もしくは、「自立語+付属語」で作られるからです。

自立語ってなんだろって思ったあなた!大丈夫!「品詞」「自立語」「付属語」については、下で解説します。

単語を10個の品詞に分類!

品詞は現代語も古文も同じ10個です。まずは、いきなり10個にわけるのではなく、2つに分類しましょう!

単語自立語と付属語に分けられます

自立語と付属語は、それぞれ活用する語と活用しない語に分けられます

自立語付属語は意味がわかるかどうかが重要です。付属語「で」、「られる」は一語だとよくわかりませんが、自立語「食べる」、「机」は一語でも意味がわかりますね。

活用は形が変わることです。「読む」は「ない」をくっつけると、「読まない」になります。「読む」が「読ま」に変わりました。これが「活用する」です。

(逆に、「つくえ」は「つくお」とか「つくあ」とかならない。これが「活用しない」です。)

言葉は更に10種の品詞に分けられます。

グループごとに確認しましょう。

まず、自立語活用する語は3つです。

3つまとめて用言(ようげん)といいます。「活する葉」で「用言」です。

次に、自立語活用しない語は5つです。

名詞は、体言(たいげん)とも言います。

用言を説明するのが、副詞です。例は「たまに行く」「そっと立つ」などです。

体言を説明するのが、連体詞です。例は「あの本」「大きな木」などです。「言になる」ので、連体詞です。

「しかし」などの接続詞は言葉をくっつけます。

「おお!」「ああ!」などの感動詞は感動を表します。

次に、付属語活用する語です。

  • 助動詞:「られる」「させる」など

「食べる」に「られる」をつけると、「食べられる」になります。意味が受け身に変わりました。意味を変えるのが助動詞です。

「食べられる」に「ない」をつけると、「食べられない」になりました。「られる」が「られ」に変わりました。助動詞は活用します。

最後に、付属語で活用しない語です。

  • 助詞:「が」「を」「で」「けど」「から」など

「犬◯食べる」という文の◯に「が」を入れるか「を」を入れるかで、「犬」の「役割」が変わりますね。助詞は言葉の「役割」を決めます

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名詞:名詞には、5つの種類があります。

名詞の種類

普通名詞:机、本、家

固有名詞:山田太郎・隅田川

代名詞:彼・あなた

数詞:1つ・2個・3人

形式名詞:かなしいとき・きらいなこと・黒いもの(とき・ことなどの意味が薄く、修飾によって意味を為すもの)

副詞:副詞には、3つの種類があります。

副詞の種類

程度の副詞:かなり・ちょっと・たまに=度合いを示す

状態の副詞:いきなり・そっと=様子を示す

呼応の副詞:きっとーだろう・たとえーても=後ろに決まった言葉が来る。

また、副詞・連体詞はそれぞれ、用言・体言を修飾しますが、用言・体言を修飾する言葉は副詞・連体詞以外にもあります。

品詞の基礎は以上です。現代語で説明しましたが、古文についてはそれぞれのページで説明します。

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